みなさんこんにちは
既に、当メーカーホームページまたは各種SNS等で公開しておりますLoopUp入門動画は見て頂けましたでしょうか?
そんなの知らないよー という方は一度ご覧頂けますと幸いです。
ここからは、上記動画での案内だけでは不十分かと思われる事項の説明をしていきます。
LoopUpの調整方法は、ボディを軸に通した状態(普通に組み立てた状態)でギャップ位置を調整して、ボディの中に埋め込まれているインサートナットとボディ外側の六角ナットとを締め付けることで生じるナット間の引張力によって固定をしています。
使用して頂ければおそらく直感的にボディの固定力は外側の六角ナットを締め付ける力(トルク)によって強くなることが体感できるかと思います。
その為、このナット締めがあまりに弱いとプレイ中にナットが緩みだすということが起こりえます。
とはいえ、だったら可能な限り強く締めればよい、というわけではありません。
形のある物質ですから、力を加え過ぎると軸のネジ部が塑性変形(物質本来の弾性力を通り越して元に戻らない領域に達してしまう変形)して本来の軸力が発揮できずにボディを固定する力がかなり衰えてしまいます。
メーカー内調査では必要な最低トルクとして1.8Nmというのを結論としています。
また、逆に軸が舐めたり塑性変形が起こらない最大耐久トルクは約3.0Nmでした。これを超えると本来の固定力を発揮することができなくなります。(つまり、軸が役に立たなくなります)
すみません。たぶん数値で言われても全く分からないと思います。
トルクレンチを使えば、上記のようなトルク管理を行えますが、普通はそんなの無理ですね。
ですので、ありきたり?な話となってしまいますが初めのうちは緩めに締めるところから始め、段階的にゆっくり締め付ける力を上げていって問題のない力加減を感覚的に知ってもらうしかない、というところになります。(といっても、よほど力を込めて強く締めない限りは大丈夫です)
こういうところが、コツと慣れが必要という所以の一つですね。。
分かってしまえば、非常に簡単なのですが…
以上、LoopUpの肝といえるギャップ調整方法に関する補足事項でした。
上記を知った上で手に取ってもらえれば、安全にLoopUpを使って頂きやすいのでは、と思っております。
是非とも、よろしくお願い致します。
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